オリンピックを中止するとどうなるか②
こんにちは!
シノヤマです!
前回に引き続き、オリンピックを中止、延期するとどうなるかについて話していこうと思います。
前回は、最近起こった事件などを含めて、現状日本は海外からよく思われていないと言う話をざっくりしました。
今回はオリンピックを中止、延期するとどうなるのかをざっくりまとめてみました。
間違ってたり、解釈の違いがあればコメントお願いします。
暇な人や、気になる方は最後まで見て行って下さい。
m(_ _)m
さて、今オリンピックの中止、延期にあたって5つの選択肢が上がっているのをご存知でしょうか??
予定通りの開催か、無観客開催、1年もしくは2年の延期か、それとも中止か。
それぞれの問題点をまとめてみました。
①通常開催
WHO(世界保健機関)によりパンデミック(世界的大流行)が宣言された今、7月24日の開幕までに、新型コロナウイルスが終息している可能性はとても低いです。
新型コロナ自体は熱に弱いので、夏には収束していると言われています。
従ってオリンピックが開催される7月には、新型コロナも収まっているだろうと言う事です。
ただ、それは今後気温が上がる夏に入る日本の話です。
オリンピック出場国の中には1年を通して寒い国もありますし、まだ収束していない国もあるはずです。
現在急拡大している欧州、米国から、そしてこれから季節が逆転し、感染が進む思われるアフリカ、南米などからの選手、関係者、観客を日本が受け入れるかどうかと言う問題です。
そう言った国の選手を受け入れて、
無事大会を終えられるのかと言う問題ですね。
すでに2~4月に予定されていた五輪予選やポイント対象大会に中止、延期が続出中。
本来、その大会で優勝し、実績を挙げて選ばれる公正な代表選考が出来ておらず、本大会に向けた調整が難しい状況に追い込まれている競技が多数あります。
この状態を見て問題ないとは口が裂けても言えませんよね…
②無観客開催
無観客の場合、感染リスクは通常開催よりも大きく減ります。
IOC(国際オリンピック協会)は放送局からの放映権料を受け取れますが、約900億円前後になる大きな収入源であるチケット収入を失うことになります。
更にガラガラのスタジアムでの盛り上がりに欠ける大会となる可能性もありますし、この大会にお金を出してくれるスポンサー企業が敬遠する可能性も出てくるはずです。
そもそもスポンサーは、CMや看板を出して広告宣伝してもらう代わり、オリンピック開催に向けてお金を出すのです。
人が集まらない、大会自体も失敗する可能性があるのに、企業がお金を出して宣伝しようとは思わないですよね。
③1年の延期
2020年まで契約している会場をあと1年確保できるかと言う問題です。
当然、会場の維持費、人件費を含め、大会開催経費は大きく膨らみます。
結局、人の使わない設備はボロボロになっていくのでメンテナンスや掃除は必要ですし、それを行う人達を雇う為にもお金が必要という事です。
そのお金を出すのは当然皆さんが支払う税金から出されます。
それを皆さんは何も言わずに許しますか?
更に2021年には目玉である陸上の世界選手権が8月6日~15日に米オレゴン州で、
水泳の世界選手権が7月16日~8月1日で福岡市でそれぞれ予定されており、選手も含め難しい調整を強いられるはずです。
今年の7月にピークを合わせて調整する選手は、プランの練り直しを強いられます。
また、代表選考をやり直すかどうかの議論も勃発する可能性は高いです。
すでに内定を得ている選手達の扱いをどうするか。
取り消しとなれば、仲裁裁判所への提訴するケースも多発するでしょう。
④2年の延期
1年延期の場合よりも、大会開催経費は膨らみますが、夏の他の国際大会との調整は、比較的スムーズに進むはずです。
ただ、2022年は2月に北京冬季五輪があり、11月にはカタールでのサッカーW杯が開幕予定と、大型イベントが1年に集中することになります。
選手達の力関係も大きく変わる可能性が高く、より選考の面では難しくなります。
結局、選手も人なので1年も経てば体力なども落ちて行きます。
それが2年なら尚更です。
凄い若手などが出てきて、本来出られた選手が出られなくなる可能性もありますし、その大会で引退しようと考えている選手がいないとは言い切れません。
それに2020年にパフォーマンスのピークを合わせている選手にとっては酷な選択肢ですよね。
⑤中止
IOC(国際オリンピック協会)は多額の放映権料が入らず、開催都市契約により、IOCが中止を判断した場合でも、日本側は補償や損害賠償を求める権利は放棄することが定められています。
組織委員会の発表によると、
大会経費は1兆3500億円(内訳として、組織委6030億円、東京都5970億円、国1500億円を負担しています)。
これだけの損失がまず発生します。
そして多くの選手達は人生を懸けてきた目標を失うことになります。
日本経済やスポーツ界に与えるダメージは計り知れませんよね。
とりあえず問題点はこんなところでしょうか。
他にも問題点はあるので次回はそれも踏まえてお話ししようかと思います。
ではではm(_ _)m
オリンピックを中止するとどうなるか
こんにちは!
シノヤマと申します!
今回は、もしオリンピックが中止、延期になるとどうなるかを、自分なりにわかりやすくまとめてみました。
間違ってたり、解釈の違いがあればコメントお願いします。
暇な人や、気になる方は最後まで見て行って下さい。
m(_ _)m
まずオリンピックを中止するか延期するかの前に、今回は何故そこまで話題になっているかをご存知でしょうか?
もちろん新型コロナの件もありますが、それだけでは日本への風当たりは強くなりませんよね?
これに関して僕は、2つの要因が絡んでいると思っています。
①ダイヤモンド・プリンセス号の一件
既にニュースで話題になったのでご存知の方も多いと思いますが、この一件が今の世界が日本に対する風当たりの強さを増した大きな要因になっています。
この事件を簡単にまとめると、
アメリカの企業が運営する豪華客船の中で、新型コロナが蔓延したよ。
↓
そんなバイオハザードしてる乗組員や客を下ろせないから対応できるようにするまで船で待機してね。
食糧や検査などは出来る限り対応するよ。
↓
全員の検査終わったから解放するね。
もちろん日本人以外の客もいたし、それぞれの国に帰っていいよ。
↓
あれ?
帰ってきた客から新型コロナ蔓延してない??
↑
こんな感じ
最初はイギリスの企業が運営していたこともあり、日本の対応は素晴らしいとイギリスメディアは報道していましたが、イギリスに帰ってきた乗客から新型コロナが蔓延していると話題になった瞬間、イギリスメディアは掌を返して、
『日本の対応が悪かった!』
『乗客をずっと船に乗せて下ろさないなんて人権侵害だ!!』
『新型コロナが蔓延したのは日本のせいだ!』
などなど、それだけではないですが、凄い勢いで日本を批判したわけですね。
当然英メディアは、世界的にめちゃくちゃ影響力があるので、そんな報道がされれば世界的にも
日本人=新型コロナ
となる訳ですよ。
これによって日本の評判がかなり落ちてしまいます。
②新型コロナに対する台湾の完璧な対応
親日と言われている台湾は新型コロナに対して、完璧と言えるような対応をしたのも一つの要因です。
これもざっくり話すなら、
まず、中国への出入国の制限、
そして台湾の閣僚である、オードリー・タン氏が作った、コロナに対して有効なプログラムをいち早く公開するなどが挙げられます。
このプログラムの内容としては、
どのスーパーにマスクやティッシュがどの程度在庫があるか、
予防や手洗いうがいはどのようにやるのがいいのか、
と言った、新型コロナ対策のプログラムです。
正直、ほぼ100点と言える対応を、お隣の台湾が行い、日本は後手に回っている状態でこれを見て、
台湾も落胆を隠せない状態になっているようです。
こんなに世界的に批判されれば様々な問題が起こりますよね。
僕的にはパレスチナで起きた事件が、かなり問題だと思います。
パレスチナでは、現地の住民が渡航中の日本人に対して「コロナ!コロナ!」と叫んで、暴力を振るい、逮捕されたと言う出来事がありました。
控えめに言ってヤバいですよね…
渡航中の日本人の方はただ街中を歩いていただけなんですが、それで暴力を振るわれる訳ですから、海外の人達は日本人に対して少なからず良い印象を持っていないと言うことがよくわかる事件でした。
こんな事されたら海外に行こうとは思わないですよね…
そしてこれは海外だけではありません。
日本でも都内で、電車に乗っている乗客同士が、「お前コロナなんだろ?別の車両行け」と言って暴力を振るったと言う出来事がありました。
こっちに関しては言った奴が別の車両に行けばいいだけなんですが、僕が言いたい事としては、『海外だけの問題ではない』って事です。
こんな状態の日本に、海外の人達は期待と思わないですし、日本人も人が集まるところに行きたくないでしょう。
これが開催中止しろと言われる理由の一つのはずです。
まぁ単純にみんな中止しろって言ってるから自分も言ってるだけって人もいるでしょうが…
とりあえずオリンピックの中止が話題になっている理由はこんなところでしょうか。
次回はようやく中止、延期するとどうなるのかを解説していきたいと思います。
ではではm(_ _)m