オリンピックを中止するとどうなるか③

 

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こんにちは!

 

シノヤマです!

 

前回はオリンピック開催にあたり、どう言う開催の仕方があるか、

またその開催方法による問題点などを含めてお話ししました。

 

今回はそれ以外の問題点についてお話ししたいと思います。

 

間違ってたり、解釈の違いがあればコメントお願いします。

 

暇な人や、気になる方は最後まで見て行って下さい。

m(_ _)m

 

 

 

さて、オリンピック開催にあたり、開催そのものに様々な問題点がある事がわかりました。

 

ではそれ以外の問題点とは何か、

 

当然、更なるお金の問題が付いてきます。

 

前回、大会運営費は約1兆3500億円かかると言うお話をしました。

 

ここで問題なのは、大会の『運営費』が1兆3500億円と言う点です。

 

運営費とは、例えば各国へのオリンピックの宣伝費用や、放映権の買取、前回お話しした大会中の掃除、メンテナンスを行う維持費、大会に出る選手たちへも国がいくらかお金を出しています。

 

それ以外にも日本のオリンピックを仕切る方へのお金などもかかりますし、挙げていけばキリがありません。

 

ですが私は、オリンピック開催に際して一番お金がかかったものについて触れていません。

 

そうです。

 

新設された、『新国立競技場』です。

 

 

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オリンピック開催が決定した当時、会場費用は7700億円と言われていましたが、既に3兆円を超える金額がかかっていると言われています。

 

運営費用のざっくり3倍です。

 

ご存知の通り、これらの支払いは我々国民の税金から支払われています。

 

こんな物を作るだけ作って、オリンピックは中止になったらどうなると思いますか?

 

多分日本は崩壊とまでは行きませんが、新型コロナと合わせればリーマン・ショックを超える事態が本当に起こると思います。

 

そうなった場合、責任の追求は誰にされるのか、当然安倍総理大臣や、オリンピックを頑なに開催すると引かなかった人達へされるはずです。

 

そもそもこんな事になったら日本はその借金を返す為にまた税率を上げるはずですし、作った新国立競技場どうするの?って話になりますしね。

 

 

ここで、過去にオリンピックの行われた国の翌年の景気を見てみましょう。

 

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上の画像の水色が前年、紺色が開催年、青色が翌年です。

 

見て分かる通り、伸びているのって1996年に開催されたアトランタくらいなんですよ。

 

それ以外のソウルもバルセロナシドニーアテネもほぼ全ての国が、前年より景気が悪くなっているんです。

 

その中でも特に大打撃を受けたのが1976年に開催されたモントリオールオリンピックです。

 

 

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モントリオールオリンピック開催の際、物価の高騰や段取りのずさんさなどが重なり、約1兆円もの赤字が出ました。

 

この赤字はカナダ連邦政府や、モントリオール市が負担することになり、モントリオール市は不動産税などを増税するなどして税金を集め、返済が完了したのは、大会から30年後の2006年でした。

 

つまり、モントリオール市民は30年もの間、オリンピック開催のツケを支払ってきたことになります。

 

では日本はどうなると思いますか?

 

新型コロナが蔓延していて、大会自体も失敗する可能性があり、各国に新型コロナへの対応が悪いと言われ不評を買っている状態で、景気が良くなると思いますか??

 

現実的に言って無理だと思います。

 

総じて言うなら開催してもしなくても、多分良い結果にはならないと言うことです。

 

実はこう言った費用の問題から、開催地に立候補する都市が減っていると言うのが現状です。

 

当初、2024年大会の候補地には、

 

パリ、ロサンゼルス、ブダペストハンブルク、ローマの5都市が名乗りを上げていました。

 

しかし、ハンブルク住民投票の結果辞退する事になり、開催費用と財政負担の問題から、ローマとブダペストが立候補を取り下げました。

 

そして、最終的にパリとロサンゼルスが残り、じゃあ…と言うことで、2024年はパリ、2028年はロサンゼルスで開催する事が決定しました。

 

つまり、オリンピックをやりたいと言う国は意外と少ないんです。

 

そして先ほど問題に挙げていた、3兆円の会場も問題です。

 

皆さんは各国のオリンピックスタジアムを世界からなんと言われているかご存知でしょうか?

 

答えは、『White elephant』

 

大会が終われば、全く使われることのない、無用の長物という皮肉めいた名前で呼ばれているのです。

 

世界各地にはオリンピック後にボロボロになり、草の生えたい放題になっているスタジアムが残っています。

 

およそ2週間の為にスタジアムを作るのは非常にリスクが高いということです。

 

 

ということで考え出すと、オリンピックのデメリットは計り知れません。

 

ではなぜそこまでリスクを背負ってまで開催するのか。

 

結局はオリンピック開催にあたり、そう言った無用の長物が、その国の技術を見せつけるオブジェクトになります。

 

そして新型コロナさえなければ、開催後の観光客増大によって大きな経済効果も生み出します。

 

その経済効果も一時のものではなく、長期的に見込まれますし、技術の発展などもしていくはず。

 

まぁそれ以外に国のお偉い様が、お金や利権の欲しさに開催したいというのが半分以上占めているんでしょうけど…

 

 

 

『今回のまとめ』

 

 

こう言った問題点を知らずに、ただ新型コロナが蔓延するから大会を中止しろというのではなく、経済的観点やその後のことを考えてオリンピックの開催を見直してみるとまた見方が変わるかもしれません。

 

一見関係ない出来事が全て繋がっていたり、また本当に関係なかったりするので、もし暇があれば、少しでもニュースを見てみませんか?

 

きっと世の中の見方が変わりますよ!

 

 

また気になる事があればブログを更新していきますのでもし良ければブックマークしていってください笑

 

ではではm(_ _)m